2年前の見学の日
2016年 10月 05日
今年も、来年度の新入園さんに向けた入園前説明会の季節が来た。
2年前、今は年中になるさーちゃんと私もピッコロに見学に入った。
その頃はまだ都内で働いてたので、
入園前説明会には行けず、申し込みに必須の見学も締め切りギリギリの10月末に行ったのだ。
雨の日だった。
今でもはっきりと覚えているシーンがある。
お弁当後、ビニールハウスで絵本を読む時間だった。
絵本を持つ中島先生の前に、ピッコロの子供たちがずぎゅうぎゅうに並んで座った。
私たち親子はその後ろ。
さーちゃんが小さくポツリと言った。
「、、、見えない」
前を向いていた子供たち6、7人がさっと振り返ってさーちゃんを見た。
そして、ぎゅうっとつめて絵本を見えるよう少し空間をあけてくれた。
それでも幅が足りず、まだ見えにくかった。
「見えない」
もう一度言ったさーちゃんを振り返り、
子供達で「もうちょっとそっちよってー」「これくらい?」と、さらに融通して広くあけてくれた。
十分な広さだったと思う。
子供たちもそれぞれが、先生とさーちゃんを視認し、絵本の方を向いた。
「見えないー」
もう、誰も振り返らなかった。
絵本が読まれ始め、さーちゃんはそれ以上何も言わなかった。
それが不思議な光景に見えた。
確かに3度目の「見えない」は、なーんか違った。
〝絵が見えないからもっと近寄せて〟って感じの「見えないー」だったように思う。
なんというか、ただのワガママな感じ、、、?
ここの潮目の変化を、そこにいる全員が満場一致で感じとり、その言葉には寄らなかった、ということなの、かな?
人の言葉をどこまで汲むかを、状況をみて自分たちで判断してる。
だーれもなーんにも言ってないのに。
その印象が今も鮮明に残っている。
年中組保護者 吉田 みーこ
2年前、今は年中になるさーちゃんと私もピッコロに見学に入った。
その頃はまだ都内で働いてたので、
入園前説明会には行けず、申し込みに必須の見学も締め切りギリギリの10月末に行ったのだ。
雨の日だった。
今でもはっきりと覚えているシーンがある。
お弁当後、ビニールハウスで絵本を読む時間だった。
絵本を持つ中島先生の前に、ピッコロの子供たちがずぎゅうぎゅうに並んで座った。
私たち親子はその後ろ。
さーちゃんが小さくポツリと言った。
「、、、見えない」
前を向いていた子供たち6、7人がさっと振り返ってさーちゃんを見た。
そして、ぎゅうっとつめて絵本を見えるよう少し空間をあけてくれた。
それでも幅が足りず、まだ見えにくかった。
「見えない」
もう一度言ったさーちゃんを振り返り、
子供達で「もうちょっとそっちよってー」「これくらい?」と、さらに融通して広くあけてくれた。
十分な広さだったと思う。
子供たちもそれぞれが、先生とさーちゃんを視認し、絵本の方を向いた。
「見えないー」
もう、誰も振り返らなかった。
絵本が読まれ始め、さーちゃんはそれ以上何も言わなかった。
それが不思議な光景に見えた。
確かに3度目の「見えない」は、なーんか違った。
〝絵が見えないからもっと近寄せて〟って感じの「見えないー」だったように思う。
なんというか、ただのワガママな感じ、、、?
ここの潮目の変化を、そこにいる全員が満場一致で感じとり、その言葉には寄らなかった、ということなの、かな?
人の言葉をどこまで汲むかを、状況をみて自分たちで判断してる。
だーれもなーんにも言ってないのに。
その印象が今も鮮明に残っている。
年中組保護者 吉田 みーこ
by mugihause
| 2016-10-05 23:47
| ピッコロ保護者日誌