森のようちえんピッコロ   スタッフと保護者の    ブログ


by mugihause

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プレピッコロ親子クラス

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2歳児さんと保護者がピッコロで過ごす「親子クラス」が
年7回のプログラムでスタートしました。

今日はその1回目。

プレピッコロ親子クラス


初ピッコロ、久々ピッコロの親子が集まり、カニを探したり、木の枝で橋を作ったり
川が流れる森で楽しいひと時を過ごしました。

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枝を見つけて嬉しそうな女の子。
ピッコロ保育者は同じくらいの枝を手にとり、ちょんちょん、と
枝と枝でこんにちはをしました。

じーっと先生の顔を見つめた女の子。
そしてにっこり。

初めて入った森で見つけた1本の木の棒から広がる世界。

一見危なそうな木の棒でも、言葉がけひとつで心が通い合うきっかけになります。
危ないから駄目よ、というのは簡単なのですが
年齢月齢によっても響く言葉はちがうのですね。
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年少さんとして集団生活が始まる前の1年間、
お子さんと一緒に森で過ごしながら、
子どもを信じて見守る視点を見つけてみませんか

プレピッコロ親子クラス

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入園係 パイナップ保護者 小川みどり
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by mugihause | 2016-06-24 20:06 | プレピッコロ日誌

きつねに導かれた日

【きつねに導かれた日】

今日はピッコロからすぐ近くの川での活動日。
小さな川が流れる森へ入った年長さんをはじめとした第一集団は、
きつねが向こう山へ飛んでいくのを見かけたと教えてくれました。

きつねを追いかけよう!
こっちのほうだった!
子どもたちについていきながら、山を登ります。

先生、保育スタッフに聞いてみると、はじめてのコースだと言います。
厳かな空気を感じながらもどんどん歩みを進めていきます。
だいぶ登ったところで眼下を見ると、けっこうな高さです...。
ねぇ、どこから降りるの?と大人。
ここから!
え...急ではないかい(心の声)。

そのうち年小さんが、はやくかえりたい、とつぶやきだしました。

ねぇ、おばけさん(年少組)が帰りたいってよ〜と先生。

だいじょうぶ!と年少さんの手をしっかりと握る年長さん。
ぼくがみんなを見守るから先に行って!と声をかけはじめた年中Tくん。
彼はいつもみんなを守ってくれます。
よ〜し! 山の坂を勢いよく下る年長さん。
それに続く年小、年中さん。
中にはお尻でうまいこと滑り降りる子も。
それはそれは見事に、誰ひとり泣かずに、そしてつまずかずに全員降りることができ、
ホッとしていると、なんてことない、子どもたちといえば、もう次の遊びが始まっていました。
大人のわたしはといえば、年長Aくんに、こっちにおいで! もう少しだよ!と助けてもらいながら、やっとこさ。

見事な声かけ、そして離れた場所からでもお互いを思いやる視線のあたたかさ。

みんなに感想を聞いてみると、熊がいるかもしれないし、初めての森はこわかった。
でも坂をおりるのは楽しかった!と言います。

きつねに導かれたね、まだまだこの子たち行けるんだね(体力的にも)と先生。
今日のお弁当がいつもに増しておいしかったこと! みんな腹ペコだったね。

いっぴきのきつねに導かれた日。
今日も子どもたちの主体性を信じながら、一瞬一瞬の判断を積み重ね、子どもたちに道案内を任せてくださった保育のチームワークに脱帽、共に行動でき、充実した一日でした。

お弁当のあとは、笹の葉に願いごとを書いた短冊を飾りつけました。

子どもたちと毎日の様子を確認している梅干し。
梅酢がしっかり上がっていました。
ピッコロの庭には梅の木があるのです。
毎年恒例で、梅シロップと梅干しをつくり、ありがたくいただいています。

一日園長:保護者 瀧澤
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by mugihause | 2016-06-22 22:57 | ピッコロ保護者日誌

ねこ

車を運転中、前の車が車線変更していた。
何か落ちているんだなと思っていた。
よく見ると血だらけのねこが道路で手足を動かしバタバタしている。
その様子を見た、たっちゃん(9歳)、ゆい(5歳)が
「車、停めて!!停めて!!」と叫ぶ。
なんとか何かしてあげたいから早く車を停めて!!!
という気持ちが後ろの席からバンバンきた。
でも私はどうする、、、どうする、、、逃げたい気持ちだった。
もちろん助けてあげたい気持ちもある。
頭から血がたくさん出ているのでものすごく怖かった。
アスファルトに広がっている血。でもねこは生きている。
ねこを見てから数秒の間に頭がフル回転。
何より2人の気持ちが強かった。
あとから思えば、もしかしたら子どもがいなかったら
停まっていなかったかもしれない。
すぐに道路脇に車を停める。
2人は猛ダッシュで近くに駆け寄る。
車がどんどん車線変更していくので危なくて近くに寄れない。
だんだん力が弱くなってきているねこ。
2人はねこをず~っと見て車が停まってくれるのを
待っているがなかなか車は停まらない。
そのうちに1台の車がハザードをつけて停まってくれた。
後ろの車も停まっている。
車が停まってくれているので、ねこを持ち上げ道路脇へ。
ぐったりしている。動かないねこを見ながら、
ゆい「警察がくるかな」と一言。警察?と一瞬思ったが、
たっちゃんの「病院につれていこう!」ということで
病院へ連れて行くことに。

車の中は無言。誰も何も話さない。
何か祈っている感じが伝わってくる。
たっちゃんの「こんなときに限って前の車おそいね」
車の中はこの一言だけだった。

病院につくと先生は受付で動物の診察が終わったおじさんと
話しをしていた。その後ろに並んでいた。
一刻も早く見てほしい気持ちが伝わったのか
「どうしたの?」と先生が声をかけてくれた。
「道路でひかれていました」と見せると「死んじゃっているね」
と一言。
その言葉を聞き、動けない私たちに前にいたおじさんが
「埋めてあげて」と言ってくれた。
駐車場に戻りただ猫を見つめていた。
診察が終わったさっきのおじさんが
「うちのねこも車にひかれちゃったんだよな、かわいそうに、
その気持ちわかるよ」と言ってくれた。
3人で泣いた。

家に戻り、すぐにスコップで穴を掘るはるな。
ゆいがねこを持ち上げ穴に入れてあげる。
たっちゃんが土をかける。
自然にそれぞれがお花を摘み、手を合わす。
急にたっちゃん「名前をつけてあげようよ」。
ん?名前?埋めてあげた今??
どうもひっかかっているのは私だけ。
3人はもう考えている。色々出る。しばらく考え、
はるな「今日は5月1日だから、、、ごいちゃん、、、う~ん、かわいくない。
いちごちゃんは?かわいいし」、たっちゃん、ゆい「いいね~」
いちごちゃんに決定したらしい。私「どうして名前をつけてあげたの?」
たっちゃん「名前ないのかわいそう」
私「かわいそうだよね、いちごちゃんってつけてくれてどう思っているかな?」
たっちゃん「わーい!名前つけてくれたんだって喜ぶよ」

後日、私「道路の横に連れて行った時に
ゆいは警察がくるよって言っていたでしょう、なんでそう思ったの?」
ゆい「人がひかれたら警察来るでしょう」(人もねこも同じ)
「そしたらテレビに出て、ねこを飼っている人が、
「あっ!うちんちのねこ」ってわかるから」。
たっちゃん「どこのねこかわかんないしな~、
探しているよね、どこいっちゃったんだろうって」。
ゆい「警察の人にいう」

さらに後日、車にひかれてしまった場所の近くの派出所に向かう途中、
ゆいは何度も何度も言う練習をしていた。
ゆい「5月1日の日にねこがどうろでしんでいました」
そのあとどこの場所だったか、家の庭に埋めたこと、
どんな猫だったかなどを自分で全部説明する。
最後まで子どもの話しを丁寧に聞いてくれた警察の方、
お忙しい中、本当にありがとうございました。
私がその場でしたことは、
もし探している方がいたらとそこだけ連絡先を伝えた。

道路わきで2人が猫を目の前に、
車が停まってくれるのを待っている時の印象が深く
何日も目に焼き付いていたので
私「あのとき車が停まってくれなくて何台も通り過ぎたよね。
どう思っていたの?」
と聞いた。
たっちゃん(ちょっと怒りながら)「みんな人まかせなんだよ!」
ゆい「ねこかわいそうって思わないのかな、
かわいそうって思っていたら停まるはずでしょう」

あ~~人まかせに育っていない。
そして逃げないで車を停めて本当によかった。
逃げる背中を見せなくてよかった。

以前、ピッコロから帰るとき、車が側溝に落ちていたので停まり、
けん引ロープで引っ張った。
すると、車に乗っていた80歳ぐらいのおばあちゃんが
「車が落ちてから何台もこの道を通り過ぎていった。普通の人はそうなんだよ」という。
そして、両手を出し私の手をすごい力でにぎり、涙を流しながら何度も何度も
「ありがとう、ありがとう」と言ってくれた。
それを聞いてやっぱり人まかせの世の中にしたくないな~と思った。

逃げない私でいられたのは子どもたちがいたから。
いくらでも逃げられた。
お迎えがあるしとか、感染症が心配とか、道路は危ないとか、
道せまいから車停められないしとか色々考えられる。

子は親の背中を見て大きくなる。
親は子を見てもっと強くなれる。

保育スタッフ&在園保護者&卒園保護者 まな
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by mugihause | 2016-06-07 00:11 | 卒P!日誌