森のようちえんピッコロ   スタッフと保護者の    ブログ


by mugihause

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4月から始まりました小屋プロジェクト。
皆さまにたくさん応援していただき本当にありがとうございます。 
ピッコロをずっと見守っていてくれた倉庫の解体にはじまり、
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その地に人力で杭を打つ。 杭打ち47本が終わったところ。あと5本。
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杭の高さを揃え、土台加工。
 
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土台組み合わせが終わったところ。
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さぁ、これから床板張りがはじまります。
自分たちで小屋を作る、それを子どもが見て育つ。
ご協力して頂いている皆さま、ありがとうございます!

在園保護者  稲村朋子

  
        

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by mugihause | 2017-06-21 22:50 | ピッコロ小屋プロジェクト
今年度1回目となる

プレピッコロ親子クラスを開催しました

対象は、森を歩ける子~未満児さん親子


さあ川へ出発ー!
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川では、参加者のお父さんが蟹を見つけてくれました。
子どもたちは集まってきて、見てます。
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女の子が蟹を先生から受け取り、自分の手のひらにのせていました。
そしたら隣の女の子がそっと両手を差し出しました

そしたら手に蟹をのせていた女の子は、そっとお友達の手に蟹を渡してあげました

このとき、2人の女の子に言葉はありません

でもとても温かなやりとりがあったように私には見えました

お母さんお父さんと一緒がいい時期

でもお友達の存在も少し気になってくるお年頃

お母さんお父さんからつかず離れずの安心できるなかで

お友達とこんな風にやりとりをする

言葉の無いところで、心で自分と相手とを感じる

このコミュニケーションはなんなんでしょう
それができるのはこの時期ならではなのかもしれません

もうたくさんたくさんやりとりして感じて

そして大きくなって欲しいな…と思いました。


親子クラスは、そんな子どもの挑戦を
小さな小さな経験を
親も一緒に感じられます。


子どもがその時どんな時間を過ごし、どんな経験をしたのか

それを知ることで、我が子のことがよく見えてきます。


そして、川へのお散歩のあとは、お話の時間

お話会の時間は、あのときのあの子のあの行動、こんなことをした、お友達とこんな関わりをした、ということを大人みんなで話し、子どもたちの事を大人が見つめていく時間


子どもたちがした小さな経験を、周りの大人で共有します。

親子で籠もりがちな子育てですが


こんな風に子どもの話をしていく場があること

我が子の成長を誰かとこんな風に共有できること

それがこの親子クラスの醍醐味かもしれません。


次回は9/22です。

今年は2回しか開催しませんので、どうぞお見逃し無く!



プレピッコロ担当 
保護者 ふるや
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by mugihause | 2017-06-06 21:15 | 入園チーム
6月3日、ピッコロ小屋プロジェクト、4回目の作業日の今日、朝到着して一番に聞こえてきたのは、年中の男の子が「ぼくの父さんカッコイイ!」と叫ぶ声でした。道具を使って木を切る姿を見て、何度も何度も嬉しそうに叫んでいました。

見たことのない、いろんな道具が登場しました。年少の女の子も興味深々「わたしもやりたい、やりたい!」と。
でも、さすがに丸ノコなどは使えませんから、虫が付かないように木の皮を剥いで行く作業をお父さんとお手伝いしました。
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お父さんが働いている姿をすぐ側で見られるって、嬉しいことです。

中にはこんな姿もありました。

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精を出して働くお父さんの真心を、小さな身体いっぱいに染み込ませたことでしょう。

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ひとつひとつ丁寧に作られていく小屋の土台を見ながら、安心感がじわじわと湧いてきました。


お父さん方が作業されている間、子どもたちとカラスノエンドウで遊んだのも思い出深いものとなりました。

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サヤをめくって、きれいに並んだピカピカの豆を見ては、子どもたちと一緒に喜んだひとときに、忙しない日常を忘れました。


帰り際、ふと目にとまるものがありました。

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なんだろこれ?

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パラパラマンガではありませんか!

しかも、前回の作業の杭打ちの様子です。
在園児のお母さんが作ってくれたものでした。

これみたら、子どもたちも、杭打ちの様子を知ったり、思い出したりできますね!なんてさりげなくて気の利いた、魅力的なアイテム。

ここでもピッコロらしさを感じた気がして、嬉しくなりました。

在園児保護者 上村

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by mugihause | 2017-06-04 10:48 | ピッコロ小屋プロジェクト

試金石

先日は年に数回の『パンこね・パン焼き』だった。

自然の恵み、自然の力をお借りして、自分で天然酵母のパンを作る。
自分で考えて工夫してを、何度も何度も何度も繰り返す2日間。
発見と反省は、次回のパンこね・パン焼きに反映されていく。

自分のパン生地をこねて、家で一晩発酵させる。
次の日、自分で見つけた木の棒に、パン生地を巻き付ける。
薪と焚き付けを組み上げて、自分たちで焚火を作り、棒パンを焼く。

おいしいパンを焼きあげる為にはそれ相応の時間が必要。
だが、煙はやっぱり目に染みる。
熱風は容赦なくその身に吹きつけてくる。

あっくん(年長)は突然「僕は置いてみよう」と言って、
火の上に自分のパンを置き、少し離れた。
暫くの後、棒を半回転させて裏返し、また少し離れた。
みるみる炭化していくパン…。

そこへやってきたりょうくん(年長)が、あっくんのパンを見た。
「あっ、誰かのパン、焦げてる!」
慌てて飛んでくるあっくん、棒を持ち上げてパンを火から出そうとするが、
棒も燃えているので、あっさりポッキリ、パンは火の中に残された。

あっくんは泣かず、大人の目も見ず、静かに火ばさみ(何故か短い方)を手にした。
りょうくんも別の火ばさみ(長い方)に手をかけた。
あっくんは「りょうくんは、やらなくていいから」と静かに言った。

最初にあっくんがパンを取り出そうとしたが、失敗。
次にりょうくんが試みて、成功
さて、どうやってこのパンをあっくんに渡そうか?
火ばさみから火ばさみへと、小さなパンを空中でリレーするのは難しい。
かといって、丸焦げでもパンはパン。
土の上には決して置こうとはしないりょうくん。
結果、パンをキュッと挟んだままのりょうくんの火ばさみと、
あっくんの短い火ばさみが交換された。

しかし、あっくんはパンを落としてしまった…。
あっくんの火ばさみが長い方に代わったので、
りょうくんは「自分でやって」とあっくんを促した。
次なる挑戦で、あっくんはパンを取り出した。

そろりそろりと歩いて移動し、
火ばさみのパンをバケツの水につけた。

暫くの後、パンの焦げをぺりっと剥がして、口にいれた。
遠くからは1人の子が飛んできた。
「どうしたの?」
「失敗しちゃったんだ」
「僕のあげようか?」
「いい」
その子は去り、また別の子が飛んできて、同様の会話が3回程繰り返された。

じっくりと、そしてしっかりと、
静かに事柄を受け止めて、苦さを深く味わって、自分と向き合っているうち、
まるで堰を切ったかのように突然、
「失敗しちゃったぁぁぁぁ!!」と大粒の涙をこぼし始めた。
すぐさま中島先生が飛んでいって、あっくんの気持ちをしっかりと受け止めてくださった。

先生がパンを割ってみると、中の方はまだ白かった。
失敗しちゃったけど、失敗だけじゃなかった。

「失敗しちゃったね」(うん)
「嫌だったね」(うん)
「頑張ったね」(うんっ!)
先生の言葉に大きく頷いた。
心の真ん中に、『頑張った』という事実が確かに据わっていた。

それから時間をかけて、自分のパンをちょっとずつ食べ、遂には完食。
食べ物を大切にする気持ちも、ちゃんと育っていた。
(※腹痛などの不調はありませんでしたのでご安心ください)

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パンを焼く事に対して尻込みを続ける年少さんにも、
「もったいないよ」「焼いて食べてほしいな」と静かに諭していた。

これまで何度も、失敗からは泣いて逃げ、助けてもらっても恩知らず。
全然育ってないっっ!!と思っていたら、この魔法のような時間が私の目の前に訪れた。

なぁんだ、成長していた。
頑張れる人だった。
ちゃんとしていた。

今まで不安に感じていたことのひとつひとつに、大丈夫だ、大丈夫だと安心できた。
この先何度も、子育ての困難に直面するだろうけれども、
この日のあっくんの頑張りを『お守り』にして、確かな勇気をもって私は乗り越える。


『森のかみさまに白いパンを捧げると、真っ黒なパンが与えられたそうな…。
しかし、その黒い塊は、実はなんと、試金石だったそうな…』


年長保護者 広報係 オギノチエ

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by mugihause | 2017-06-03 21:14 | ピッコロ保護者日誌