言えるとき2
2014年 05月 25日
今日は、昨日自分でこねたパンを焼く日
そのパン生地を自分でどこに置いたらいいかを考え
その考えた所で生地を1晩寝かせた
朝の会で「パン生地をどこに置いたかな?」
を聞いていく
パイナップル組(年長)から、その場で立って言っていく
りょうせいくん、立っているがなかなか言えない
(ピッコロでは自分で自分のスイッチを押すということをやっている
大人が先回りをしたりしない、言える時をまっている)
さて昨日みんなの前で言ったまきくん、今日は?
まきくん下を向き、丸太の椅子に空気いす状態で
腰が浮いている
自分でなかなか立てない
立つということは勇気がいる
自信もいる
みんな「りょうせい~がんばれ~」
「まき~がんばれ~」
ふゆめちゃん「りょうせい、がんばって♪」
かわいい声で声援
するとりょうせいくん言う
声援が届いた~
まきくん、その間も椅子から腰が5センチほど浮いている
先生「まきくんパン生地どうしたの?」
と、聞くが下を向いたまま何も答えない
先生「みんなの顔みてごらん」
ちらっとみんなの顔を見るまきくん
するとパイナップルが動く
わこちゃん「立たせればいい」
やえちゃん、こうだいくんもまきくんのそばにいく
わこちゃんが後ろから立たせると
自分でぐにゃりとしながらも立つまきくん
今まで何度も立たせようとしていたけど、立たなかった
今日は自分で立つ
今日は何か違う!
「どこに置いたの?」
寄り添い聞いてあげるわこちゃん
先生「でも自分で言っていないよね」
(もうその段階ではないということ)
ひろのちゃん(年中)「せっかくだから応援しようか」
こうだいくん「でもうるさく(大きい声で)するとまきの声が聞こえないかも」
音をたてないように拍手で応援
(声を出さないように「がんば~れ」「がんば~れ」)
みんなの気持ちもちゃんと伝わっていた
まきくんは自分の足でしっかり立つ
それまで、わこちゃんがずっと後ろからまきくんを支えていた
自分で立てるように後ろから支えていた
そしてもう大丈夫という所で、わこちゃん自分の所へ戻る
こうだいくん、やえちゃんも同じタイミングで座る
絶妙~
先生「(まきくんに)みんな立たせてくれたよ」
まきくん、この頃にはみんなと目が合うようになる
先生「どこに置いておきましたか?」
少し口が動く
なんだか言えそうな感じ
今までとは全く違う
がんばろうとしている
自分でなんとかしようとしている
芽を出そうとしている
それがわかっている
それを見守っている子ども達
何も音がしない
しーん
応援もない
ただ、まきくんが言えるのを待っている
おばけ組(年少)もだれも動かない
まきくんの息づかいが聞こえる
肩が上がる、下がるが見える
赤い顔
先生「いつまでも待てないんだよ」
(背中を押す)
まきくん、
泣きながら
「布団の中に入れた」
みんなに聞こえる声で言った!!!!!
自分でスイッチを押すということは
こんなにも大変
そしてその瞬間は何もかえられない宝物になる
保育スタッフ まなみ
そのパン生地を自分でどこに置いたらいいかを考え
その考えた所で生地を1晩寝かせた
朝の会で「パン生地をどこに置いたかな?」
を聞いていく
パイナップル組(年長)から、その場で立って言っていく
りょうせいくん、立っているがなかなか言えない
(ピッコロでは自分で自分のスイッチを押すということをやっている
大人が先回りをしたりしない、言える時をまっている)
さて昨日みんなの前で言ったまきくん、今日は?
まきくん下を向き、丸太の椅子に空気いす状態で
腰が浮いている
自分でなかなか立てない
立つということは勇気がいる
自信もいる
みんな「りょうせい~がんばれ~」
「まき~がんばれ~」
ふゆめちゃん「りょうせい、がんばって♪」
かわいい声で声援
するとりょうせいくん言う
声援が届いた~
まきくん、その間も椅子から腰が5センチほど浮いている
先生「まきくんパン生地どうしたの?」
と、聞くが下を向いたまま何も答えない
先生「みんなの顔みてごらん」
ちらっとみんなの顔を見るまきくん
するとパイナップルが動く
わこちゃん「立たせればいい」
やえちゃん、こうだいくんもまきくんのそばにいく
わこちゃんが後ろから立たせると
自分でぐにゃりとしながらも立つまきくん
今まで何度も立たせようとしていたけど、立たなかった
今日は自分で立つ
今日は何か違う!
「どこに置いたの?」
寄り添い聞いてあげるわこちゃん
先生「でも自分で言っていないよね」
(もうその段階ではないということ)
ひろのちゃん(年中)「せっかくだから応援しようか」
こうだいくん「でもうるさく(大きい声で)するとまきの声が聞こえないかも」
音をたてないように拍手で応援
(声を出さないように「がんば~れ」「がんば~れ」)
みんなの気持ちもちゃんと伝わっていた
まきくんは自分の足でしっかり立つ
それまで、わこちゃんがずっと後ろからまきくんを支えていた
自分で立てるように後ろから支えていた
そしてもう大丈夫という所で、わこちゃん自分の所へ戻る
こうだいくん、やえちゃんも同じタイミングで座る
絶妙~
先生「(まきくんに)みんな立たせてくれたよ」
まきくん、この頃にはみんなと目が合うようになる
先生「どこに置いておきましたか?」
少し口が動く
なんだか言えそうな感じ
今までとは全く違う
がんばろうとしている
自分でなんとかしようとしている
芽を出そうとしている
それがわかっている
それを見守っている子ども達
何も音がしない
しーん
応援もない
ただ、まきくんが言えるのを待っている
おばけ組(年少)もだれも動かない
まきくんの息づかいが聞こえる
肩が上がる、下がるが見える
赤い顔
先生「いつまでも待てないんだよ」
(背中を押す)
まきくん、
泣きながら
「布団の中に入れた」
みんなに聞こえる声で言った!!!!!
自分でスイッチを押すということは
こんなにも大変
そしてその瞬間は何もかえられない宝物になる
保育スタッフ まなみ
by mugihause
| 2014-05-25 23:45
| ピッコロスタッフ日誌